サトー・タローの育児日誌

アニメ・マンガ好きなアラフォー後半のおっさんの育児日誌(ほとんど専業主婦の奥さんにまかせきり)

言葉みたいなもの

今の所、イチローの意味のありそうな言葉は「はーい」と「グァッグァッ」の2つ。

 

「はーい」は気まぐれに手を上げながら「はーい」と言う。

 

奥さんとの義実家への帰省から戻ってきてから俺は初めて見たのでキッカケとかは分からないが、呼び掛けられた訳でもないのに突然、手を上げながら「はーい」と言う。

 

可愛い。

 

「グァッグァッ」はテレビやオモチャからアヒルの鳴き声が聞こえると、喉声で「グァッグァッ」と言う。

 

こっちは全然可愛くない。

 

イチローは喉声が好きみたいでよくお爺さんみたいな声で何かをしゃべっている。

 

たぶん、知らない人が聞いたら赤ちゃんの声とは思わないだろう。

 

そのほか、アンパンマンのオモチャに「あんまん」だか「あんぱん」だかハッキリしない声を出してるがその内、言えるようになりそうな気がする。

 

イチローと話ができたら楽しそうだ。

イチロー避け(よけ)

イチローがゴミ箱をあさるので困っている。

 

それで芝生マットを買ってゴミ箱をのそばに置いてみた。

 

芝生マットというのは約30センチ四方の人工芝のマットなのだが裏返して状態で足を乗せると微妙に痛い。

 

イチローは最初、物珍しそうにハイハイでマットに近づいて手で摘んだりしていたが、しばらくして泣き顔になっていた。

 

ちょっと痛かったらしい。

 

翌日、またイチローがマットを触っていた。

今度は片手でマットを持ち上げている。

 

やっぱり子供騙しじゃダメかと思ったが、すぐに手を離していた。

 

この時はまだ効果はありそうだと思っていたが、一週間後、今度はマットを両手で持って立っていた。

 

マットがイチローのオモチャになりかけているので、近いうちにヒモで近くの家具と結んで固定しようと思った。

 

今のところ、ゴミ箱は漁られていないが、時間の問題だろう。

 

 

ボール遊び

8ヶ月からつかまり立ちを始めて、最近になってヨタヨタと何にも掴まらずに歩けるようになってきた。

 

普通に立つだけなら、30秒以上はじっと立っていることがある。

 

歩くのは10歩以上は大体歩ける。

 

でもまだ、歩き方はぎこちなくてロボットみたいに見える。

 

一歩出してはふらふら、また一歩出してはふらふら。

 

両手を前に突き出して奇妙に動かしているので、何となくゾンビのようにも見える。

 

時々、後ろに倒れそうになるときは、お尻からドスンと落ちる。

 

今、イチローの中で流行中の遊びは大きなスイカくらいビニールボールを両手で抱えて立ち上がり、ポイッと投げて、ヨタヨタと歩いて拾ってまた投げるを繰り返すこと。

 

何やら楽しそうにずぅーと遊んでいる。

 

俺が子供の頃、ロボットに二足歩行させる研究が流行っていたことを思い出した。

 

まっすぐな道を足だけのロボットが一歩一歩確かめながら歩く映像をテレビで見た気がする。

 

イチローはその時のロボットと比べるとずっと危なっかしくて不安定だが、すぐに上手くなりそうな気がする。

 

何でだろう。

 

パパ抱っこ

ネットの記事や育児本を見ると、赤ちゃんがお父さんを嫌がる話が少なくない。

 

最初は女の子だけかと思っていたら、男の子も嫌がるらしい。

 

説明を読むとお父さんはお母さんと比べて赤ちゃんと接する時間が少ないから、人見知りされているという話だった。

 

ウチとは結果と理屈が逆だった。

 

ウチは俺の方がイチローから抱っこを要求されることが多い気がする。

 

それについて奥さんの見解は、俺の方が体が大きいので安定感がある、俺があまり会えないレアキャラ、という2つの理由で抱っこが得意なのだとか。

 

これってネットの記事で言っているのと原因は同じだけど結果は真逆なんだよな。

 

そう言えば、一年前に初めてイチローを抱っこした時は凄く不安で怖かった。

 

間違って落っことしたらイチローは簡単に死んじゃいそうに見えた。

 

落っことさなくても簡単に首が折れちゃいそうだった。

 

それで死んじゃったら殺人になるんだろうけど、そんな事より、やっと40年以上かかって産まれた我が子がいなくなってしまう事がとてつもなく怖かった。

 

多分この子が死んだら2人目はないだろう。

奥さんも俺もお互い年齢的に最後だ。

 

諦めていたのに、せっかく神様から授かった命なのにそれが自分の粗相で失ってしまったら二度と立ち直れないに違いない。

 

あれこれいろいろ考えてしまって、とても不安だった。

 

でも初めて抱っこしたときは奥さんとかお義母さんとか看護師さんの抱っこを見よう見真似で抱っこした。

 

そしたら案外簡単に抱っこできた。

 

それからは何度も抱っこしたが首が座るまではやっぱり不安だった。

 

一度、首がカクンとなってとても心配したことがあった。すぐにネットで調べたらダメなときは赤ちゃんの状態が急変するので明らかに分かるそうだ。結局、何ともなかった。

 

1歳を過ぎた今となっては片手で抱えたりして、すっかり適当な感じになっている。

 

問題は長時間抱っこしてると後から腰が痛くなることだ。

 

腰は一週間くらいで治ったが、時々、痛くなる。歳はとりたくないものだ。

 

今のイチローの体重は9キロ。

 

これからどんどん重くなるんだろうが、俺の腰は耐えられるんだろうか。

 

とても心配だ。

突然の卒乳

出産した病院の方針でイチローは母乳オンリーで育てている。

 

奥さんの寝かしつけも授乳しながら。

 

イチローは1歳になった今でも夜泣きが続いていて、夜は30分〜2時間おきに起きて泣き出す。

 

週末は俺が添い寝してるが30分はマジでキツイ。

 

抱っこしてユラユラさせて15分くらい頑張って寝かせてそっと布団に寝かせてやっと眠れると思ったら泣き声で目が覚める。時計をみたら30分しか経ってない。また、抱っこして寝かせないと!

 

これの繰り返し。

 

奥さんはその度におっぱいをあげて眠らせているらしい。

 

あまり飲まずに乳首を咥えてるだけというのもあるみたいだが。

 

それが突然おっぱいを飲まなくなってしまった。

 

おっぱいをあげても飲まずに泣くらしい。

 

奥さんは、これからどうやって寝かしつけたらいいんだと、パニック気味になってるし、離乳食もあまり食べていないのでそれも心配。

 

そんなことがあってこの先どうなるんだろうと心配になって会社から時々メールや電話して様子を見てたら、案外、上手く行っているらしい。

 

寝かしつけは泣き疲れて勝手に一人で寝るので以前より手がかからないみたいだし、離乳食も前より食べるようになった。

 

さらに何日かしたらそんなに泣かずに普通に抱っこで寝るようになり、なおかつ、まとめて寝る時間が4時間と以前の何倍にも増えて奥さんがまともに眠れるようになったらしい。

 

とりあえず良かった。

階段

奥さんとイチローは時々、電車で1時間くらいの義実家に帰っている。

 

その間、週末は俺も泊めてもらっている。

 

今、イチローは義実家の階段の登り降りがブームだ。

 

イチローはまだちゃんと歩けない。

 

30秒以上、立っている事があるし、5,6歩、タタタタっと歩いて大人の足にしがみつく事はあるが、安定して一歩二歩とは歩けていない。

 

それでも、いつの間にか階段を登っている。

 

アスレチックか山登りのように全身を使って黙々と登る。

 

たまに側に目に付いたカバンとかボウシにちょっかいを出す事もあるが大概はひたすら登る。

 

そして、ふと何かを思い出したかのように壁に手をついて立ち上がると、向きを変えてこっちに両手を伸ばす。

 

俺はその手を掴むというか支えてやる。

 

するとイチローは階段のヘリまで歩いておもむろに片足を踏み出す。

 

階段の高さの方とイチローの足の長さはほとんど同じぐらいなので、それこそ全身を使って両手で踏ん張りながら、フンガッフンガッと鼻息を荒くして一歩一歩、一生懸命降りる。

 

そしてようやく一階に着くとまた階段に手をついて登り始める。

 

階段は大体20段くらいなのだが、登る高さは3段だったり10段だったりまちまちだ。

 

それを10往復ぐらいする。

 

これってかなりの運動量だと思う。

 

本人は面白いと思ってやってるんだろうけど、もしかしたら凄い頑張り屋さんなのかもしれない。

 

くっついた

確か6ヶ月くらいの頃にAmazonで人気の絵本をまとめて買った。

 

その中のひとつに「くっついた」という絵本がある。

 

内容は左右に一匹ずつ動物が登場してページをめくると手をつないだ絵になって「くっついた」となる。最後はお母さん、「わたし」、お父さんが登場する。

 

シンプルな内容で絵も優しい感じで気に入っている。

 

この前、イチローから何度も読めと催促されて、結局、5回くらい読まされてしまった。

 

イチローはまだ言葉は話せないが、本を読み終わると俺の手に本を押し付けてくる。

 

そして、お母さんと「わたし」のくっついたのページで、毎回、ジッと絵本を見つめると顔をピタっとくっつける。

 

とても可愛い。

 

最初はたまたまかと思ったが、毎回、同じページで同じことをするのだから偶然ではないだろう。

 

ちゃんと絵本の内容は伝わっているようだ。