サトー・タローの育児日誌

アニメ・マンガ好きなアラフォー後半のおっさんの育児日誌(ほとんど専業主婦の奥さんにまかせきり)

1ヶ月:奥さんが里帰り出産から帰らない

出産予定日の一ヶ月前くらいに奥さんが実家に帰った。妻 奥さんの実家は電車で一時間半くらいなので、近いと言えば近いがそんなに気軽に行けるほど近くもない。お腹も傍目から妊婦と分かるほど大きくなっていたので身の回りのことも不便だったみたいだし、何より産気づいた時に誰かがそばにいないと不安というのがあった。それで、自分は週末になると奥さんの実家に通う生活が始まった。

奥さんの両親は2人とも人当たりの良いいい人で、良い意味でお互いに気を使わないで済んでいた。奥さんと週末しか会えなかったり、ご両親と一緒というのは、不自由さを感じたが、一時的なものだと思って我慢した。

それから、一ヶ月して子供が無事に生まれた。数日入院後、そのまま奥さんの実家に移った。初めての出産だし新生児の世話は大変なのでまた奥さんは実家に戻るのも仕方ないと思っていた。ネットで少し調べてみたら、出産から一ヶ月くらいは実家にいるのが普通らしかった。

さらに一ヶ月待ったが、いっこうに帰ってくる気配がないのでこっちから聞いてみたら、少なくとも出産後三ヶ月は実家にいると言い出した。理由を聞いたら、ゴチャゴチャと話し始めたが、要は居心地が良いかららしい。

奥さんは大学時代を除きずっと実家暮らしだったのと、お義母さんと仲良しなので、生活の面倒はすべてお義母さんまかせでとにかく快適らしい。新生児の世話は大変なのだが、こっちの家に帰ると、負担はそのままに快適生活だけが失われるのが嫌らしい。
でも、乳幼児を育てながらの生活って普通のことではないんだろうか。それが子育てと言うものなんじゃないだろうか。子育てが大変だからと、両親に掃除洗濯炊事などの家事全般をやってもらうのは楽だけど甘えすぎなんじゃないだろうか。もし子育てが大変なのを実家にいる理由にするなら、三ヶ月経っても半年経っても大変さは変わらないか酷くなっているのだから実家にいることにならないだろうか。

発言小町で里帰り出産から戻らないまま、半年、一年経ち、結局離婚してしまったという相談があった。離婚まで行かなくても、何ヶ月も家に帰らず困っているという相談はいくつもあった。これはマズイ。
別に奥さんに家事を求めてはいない。約20年間、一人暮らしだったので、一人の生活は慣れているし、食事は外食やコンビニ弁当で不満はない。ただ、子供と離れ離れは寂しいとは思う。

実は結婚前から実家依存になるのではないかと危惧していた。自分は大学から実家を離れているので20年くらい一人暮らしをしているのですっかり慣れているが、奥さんは人生のほとんどを家族と暮らしている。日中に話し相手がいないという生活に耐えられないんじゃないかと心配していたが、まさにその通りになっているみたいだ。

出産後3ヶ月で帰ってくる保証もないし、だからと言って首に縄をつけて引っ張ってくる訳にもいかないし、無理強いして機嫌を損ねられても困るので、心配事を減らせるような提案してみることにした。
一つは、支援センターや保育園の解放なんかを通じたママ友作り。同じマンションの玄関先に何台かベビーカーもあるのでご近所付き合いもあるかも知れない。
もう一つは、そういうママ友を作るなら早い方がいいという話しをした。もし保育園に入るなら、近所だろうから知り合いがいた方がいいだろう。

結局、お義母さんも味方になってくれて、出産後2ヶ月でウチに帰ることになった。
その時はかなり半信半疑だったが、1ヶ月後にちゃんと帰ってきた。ただ、2ヶ月に10日ぐらい子どもを連れて実家に帰ってしまう。まあ、このくらいは仕方がないと諦めている。