サトー・タローの育児日誌

アニメ・マンガ好きなアラフォー後半のおっさんの育児日誌(ほとんど専業主婦の奥さんにまかせきり)

小さな公園の中の大冒険

週末にイチロー、奥さん、そして俺の3人でいつものように近所の公園に遊びに出かけた。

 

高速の下のスペースを利用した公園なので、ちょっとくらいの雨や夏の日差しは高速道路が遮ってくれるので重宝している。

 

この日もいつも通りすべり台を滑って、ブランコで遊んで帰ろうと思っていた。

 

最近は歩く練習も兼ねて少し立たせたり歩いたりもさせている。

 

いつもは結構すぐに座り込むのでそこで帰ることにしていた。

 

でも、この日のイチローはいつもと違っていた。

 

ズンズンズンズン歩いて行って止まらなかった。

 

ちょっとした坂道や窪みでは上手く歩けずにしょっちゅうバランスを崩して手をついたりしてたけど、すぐに立ち上がって歩き出した。

 

そして何かを見つけると近寄って拾う。

 

それらは大概タバコの吸殻や木の枝やゴミなので口に入れられる前にママとパパが受け取る。

 

ふと見るとイチローはマンホールや格子状の排水溝のフタの上にしゃがんで穴の奥を観察している。

 

暗くて何も見えないのに小さな穴が珍しいらしい。

 

すると今度は近くを仔犬を連れたおばあさんが通り過ぎようとしていた。

 

イチローは気付いていないので、おばあさんに挨拶して触らせて貰うようにお願いしてみた。

 

残念ながら万が一噛み付いたら大変だからということで、近くて見るだけになった。

 

少しおばあさんとお話しした後、仔犬とお別れした。

 

その後もイチローは止まることなくズンズン歩いて行く。

 

平らな地面は転ばないけど、ちょっとした段差や坂道ではやはり手をついてしまう。

 

それでもすぐに立ち上がって楽しそうに歩き始める。

 

そしてとうとう、細長い公園の端っこの出口に出てしまった。

 

そこは普通の歩道でアスファルトで覆われていて転ぶと痛そうたった。また、人の往来も多く自転車も走っている。

 

イチローはそんなのお構いなしに歩こうとしている。

 

公園に来てから結構な時間が経っていたのでそろそろ帰ることにした。

 

イチロー、今日はいっぱい歩いたね。もう帰ろうか。」

 

そう声をかけるとイチローを抱き上げて公園の水道まで連れて行った。

 

手が泥だらけだったから、指を舐める前に手を洗わせたかった。

 

蛇口から水を出してイチローの手を洗うと、イチローはキャッキャ、キャッキャ言って喜んだ。

 

季節も夏だし、水しぶきが気持ちいい。

 

今日は近所の公園の中を歩いただけだったけど、これからはもっともっと広い公園を走り回ったり、河川敷で虫取りしたりして、いろいろ遊びたいと思った。

 

まだいつになるか分からないけど今から楽しみで仕方がない。