サトー・タローの育児日誌

アニメ・マンガ好きなアラフォー後半のおっさんの育児日誌(ほとんど専業主婦の奥さんにまかせきり)

階段

奥さんとイチローは時々、電車で1時間くらいの義実家に帰っている。

 

その間、週末は俺も泊めてもらっている。

 

今、イチローは義実家の階段の登り降りがブームだ。

 

イチローはまだちゃんと歩けない。

 

30秒以上、立っている事があるし、5,6歩、タタタタっと歩いて大人の足にしがみつく事はあるが、安定して一歩二歩とは歩けていない。

 

それでも、いつの間にか階段を登っている。

 

アスレチックか山登りのように全身を使って黙々と登る。

 

たまに側に目に付いたカバンとかボウシにちょっかいを出す事もあるが大概はひたすら登る。

 

そして、ふと何かを思い出したかのように壁に手をついて立ち上がると、向きを変えてこっちに両手を伸ばす。

 

俺はその手を掴むというか支えてやる。

 

するとイチローは階段のヘリまで歩いておもむろに片足を踏み出す。

 

階段の高さの方とイチローの足の長さはほとんど同じぐらいなので、それこそ全身を使って両手で踏ん張りながら、フンガッフンガッと鼻息を荒くして一歩一歩、一生懸命降りる。

 

そしてようやく一階に着くとまた階段に手をついて登り始める。

 

階段は大体20段くらいなのだが、登る高さは3段だったり10段だったりまちまちだ。

 

それを10往復ぐらいする。

 

これってかなりの運動量だと思う。

 

本人は面白いと思ってやってるんだろうけど、もしかしたら凄い頑張り屋さんなのかもしれない。