サトー・タローの育児日誌

アニメ・マンガ好きなアラフォー後半のおっさんの育児日誌(ほとんど専業主婦の奥さんにまかせきり)

映画「カメラを止めるな!」を観た

この前、週末に自由な時間ができたので一人で「カメラを止めるな!」を観に行った。

 

評判通りとても面白かったので、映画館で観られて良かった。

 

本や漫画、テレビドラマ、そして映画も好きなのだが、邦画はたいがいつまらないことが多いので観に行かない。

 

もし他の邦画がこのくらい面白ければよいのだが、なぜ面白いものが作れないんだろう。

デビルマン」や「ガッチャマン」が面白いと評判になれば絶対に観に行ったし、「シン・ゴジラ」は実際に観てみて面白かった。

この違いって何だろうか。

 

他の邦画も実績のある監督や俳優が一生懸命作っているんだと思う。それなのに実績としては(?)の新人監督・俳優が作った「カメラを止めるな!」(以下、「カメラを~」)の方が面白いというのはどう理解すればいいんだろうか。

 

今回思ったのは、「義務感」と「挑戦」の違い。

 

他の邦画は作る前から売れることが決まっている。それに対して「カメラを~」は監督&俳優養成スクールであるENBUゼミナールの作品。劇場での一般公開の予定すらなかったようだ。

 

他の邦画は売れるから有名な俳優女優を使うからお金もかかる。誰もが面白いように奇を衒わずありきたりなストーリーに終始する。結果、そこそこのお金をかけて新鮮味のない前に観たことある映画が出来上がる。

こういうのを悪い意味の「義務感」、お役所仕事というのではないだろうか。

 

対して、「カメラを~」はお金がないから有名人は使えず、内容で勝負するしかない。面白くなければそれで終わり。たぶんいろんな問題も山積みだったろうし、そういうの含めて「挑戦」しかなかっただろうと思う。

 

これからも、義務感で作られたような前者の映画は観ないだろうし、後者はぜひ観てみたい。